『草枕』

《憐れ》
《憐れ》

芸術も、個性も、風流も

「東京」には百年以上も昔から

すでになかったのかもしれません。

ただ、日本に生まれてよかったと思いました。

「吾人の性情を瞬刻に陶冶して醇乎として醇なる詩境に入らしむるのは自然である。」

(夏目漱石『草枕』より)

小山和哉