帽子を宙に、ふわっと投げて、見極めてキャッチする。
そこに、変化していく「いま」を感じました。
観劇後、ふと思いました。
生まれた土地が、その人にとっての『わが町』なのか。
学生時代までを過ごした実家のある町が、故郷『わが町』なのか。
実家を離れて、住み着いた地域が、新しい『わが町』なのか。
「いま」ある環境が、常にその時の『わが町』なのか。
これまでの過程で立ち寄った、愛着のある場所すべてが『わが町』なのか。
それとも、現在、過去、未来を大きく包み込む、もっと広い世界…
「…地球、太陽系、宇宙、神のみ心ー」
(ソーントン・ワイルダー/鳴海四郎 訳『わが町』より)
…神のみ心!!
モデルとして協力してくださっているkeiさんが
女優として出演する舞台『わが町』を観させていただいて
無常と永遠性を併せ持つ、「いま」という瞬間の可能性を感じました。
出逢いに感謝!
小山 和哉